2026.02.10
目地にまつわるエトセトラ

立上を貼っている後藤サン。
この現場は㎡数が小さいだけに、3人も居ればあっという間に終わっちゃいます。
貼ったケツから、端末のガムシールを塗り、仕上げのシルバーコートを塗布していきます。
役割分担は特にないけど、誰が何をすればいいのか理解し、流れるように動けるのが職人。

田島ルーフィング製のマットシルバーは高級品だけあって綺麗!
最近は塗料の価格高騰が激しいので、田島ブランドでも高く感じなくなりました。
トーチをやる上で、職人・会社によって違いが出るのが
切り貼りする部位。
立上の床・天端の出隅端部を斜めカットをする人しない人。
同じく、立上の出隅入隅の貼り仕舞いの処理の違い。
また、巻き上げという床から立上まで一気に貼り上げるやり方。
シートの目地を、炙りで引く人引かない人。
「立上は全部切り貼りで」という会社も。
田島ルーフィングのメーカー推奨はいつからか全部切り貼り推奨になったようです。
しかも先張りで。
いち職人がが思うのは、
メーカーの言うことが大正義と思ってはいけません。
メーカーは材料の保証はしてくれますが、施工の保証はしてくれないんです。
施工した側がすべての責任を背負うのが日本の防水の常識。
世の中の防水職人さん!施工を疑問に思ったらきっとあなたが正解だよ!!
メーカー側や国交省仕様に、事例による事細かな貼り方なんか載っていません。
要は、水仕舞がきちんとしていれば、目地の入り方なんてどうでもよいんです。
縦だろうと横だろうと斜めだろうと。
防水は水が漏らないのが正義ですから。
長い目で見れば、シートのつなぎ目が無い方が
切れたり剝がれたりという事故を防げるのは至極理屈通りの話。
漏らなきゃどうでもいいですが、防水屋的に意外とどうでもよくないのがキモ。

立上床の斜めカットは多少の手間とコストが掛かるんですけどね。
この方が見た目が綺麗。
炙り目地引きも会社によって違います。
熱アスファルト出身の職人は目地部の剥離が怖いので
目地を引いて安心したいだけなんです。見た目的にも。
メーカーは目地を必要としていませんし
キチンとあんこ出して炙れば目地なんて引かなくても良いんです。
ただ、あんこを出すことを意識しすぎて炙りすぎると
表面が真っ黒に焦げてしまうのが難点です。
「トーチなんて焦がしてナンボだよ」
という輩も居ますが、いやいやいや、商品ですから。
防水性能が一番大事だけど、見た目だって大事でしょうが!
子供が食べてる途中でしょうが!
ではまた、どこかの屋上で。
山本
カテゴリ:トイレで読みたい話
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